紅魔館漫画

7月に紅魔館(咲夜)の漫画をtwitterにあげました。元々は2018年の8月にアップしたものが実はシリーズもので、この年の紅楼夢(または秋例)に参加していたら作ろうとしていた漫画でした。応募締め切りに間に合わず天狗本作成に方向転換して以来しばらく放置していたネームを今更描いたという次第です。

とはいえ当時のネームは6ページほどで、あれこれ盛り込んだところ倍の量になり内容も美鈴と喧嘩するという以外ほとんど原型をとどめていません。


キャラクターの作画も結構様変わりしています。


前作の方が全体的に上品というかおとなしい雰囲気ですね。新しい方もそこまでイメージ変えるつもりはなかったですが話の流れにまかせた結果どたばたしたキャラになりました。

美鈴の作画、キャラづけは元々は非想天則をベースとしてましたが紅魔郷に感じるあどけなさと華やかさみたいなのを出そうとしました。ほんのりくちびるも紅めです。

背景は元の線画に対してクリスタの油彩ツールで色を塗っています。

バケツツールでさっと塗りしようと思いましたが変に不自然な画になり背景が悪目立ちしてしまったのでよくあるアニメの背景画と同じようにアナログチックに仕上げました。クリスタの油彩ツールは使い慣れていませんでしたが色の混ざり方をいったん覚えるとすんなり身について結構楽しかったです。

前のコマの方が分かりやすいですが壁の肖像画はヴラド・ツェペシュです。


描いてから気づきましたが思いっきりパースを間違えてます。
本棚なサイズが原因で遠近がおかしなことに・・・


影の部分にテクスチャがのってますが標準搭載の「きもの」という素材が
ちょうどいい感じに質感を出してくれるので最近多用してます。


前回がカラーだったのでそれにあわせてカラー漫画にしましたがいくつかは白黒の方が味があっていいなあと感じる絵もあります。色がつくと絶妙にダサくなるのが悩みどころですね。

左上の美鈴のカットは白黒の方がキラッとした感じがあり個人的にはこっちの方が好みです。


下の方がおっかない雰囲気が伝わるのではないでしょうか
「パチ」という擬音はつむった目を開く音ですが時計をとめる「カチ」にするか迷ってました

この作品に限らず日本語がおかしいのはいつものことですが写植でいろいろミスってました。作画時点で吹き出しを描かずクリスタの仕上げの時点で写植をしてますがここにきて文字スペースがないということがままあります…
吹き出しを大きくすればキャラにかぶってしまい、かといって文字を小さくして詰めればそれだけ読みづらくなるのも気がひけたので最小限に文字を削ってました。特に最近はスマホで読む人も多いと思うし本題でないところで拡大縮小してテンポ悪くするのもどうかなというとこです。

元々ネームの時点の台詞では
美鈴「私の役目はお嬢様を仇なす外敵の排除…そんな妖精なんて相手にしないわ」
咲夜「お嬢様にもいたずらするから大変なのよ?」
美鈴「ふん…そんなのでお嬢様のメイドなんて務まるのかしら?」


「妖精たちを見続けるうちにふと私自身が妖精になったように感じはじめ気づいたら夢の中に…」

「そのうちに私が妖精なのではと思い始め気づいたら夢の中に…」
このコマにいたっては吹き出しスペースを全く考えてませんでした。


冒頭にあるようにシリーズものを想定してましてまだ続きはあります。が、他の作品とお手玉してたりとなかなか着手出来ず終い…ネームすらなく頭の中でこういう感じにしたいな~くらいな状態です。まあ途中で死なない限りは完結させたいな…
1作目もそうですがこのシリーズだけtwitterの反応数が他と違いすぎて少しびびってます…

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